地域と共に生きる足利銀行

経営破綻から再建した足利銀行

足利銀行は栃木県宇都宮市に本店を置き、「あしぎん」の名で地元に親しまれている地方銀行です。平成27年には創業120周年を迎えました。東京にも近く、北関東自動道が全面開通して地元経済も活発化している栃木県内で、企業がメインバンクとして指定している金融機関のトップは、ここ数年連続で足利銀行です。しかし、その歴史は順調なだけではありませんでした。

足利銀行は、創業時から堅実な経営で成長してきた銀行でした。それがいわゆるバブル期になると、栃木県にもリゾート施設やゴルフ場などがたくさん作られ、足利銀行もパチンコ店や飲食店にまで積極的に融資を行いました。しかしバブル崩壊とともにそうした過剰融資が不良債権となり、債務超過に陥ってしまいます。そして2003年、ついに足利銀行は経営破綻し「特別危機管理銀行」として一時国有化という異例の処置が取られます。

足利銀行の預金は全額保護されて普段通りに引き出せたこともあり、大騒ぎにはならなかったのですが、足利銀行の融資を受けていたホテルや旅館などは、倒産が続出しました。その後足利銀行は、野村ホールディングスを中心とした投資グループに株式を譲渡され、野村グループが設立した持株会社「足利ホールディングス」の子会社となります。

足利銀行は同じ過ちを二度と繰り返すことのないよう、「地域金融機関としての原点に立ち帰る」ことを経営理念として、再び堅実経営を守っています。そして一時失いかけた信用を取り戻すべく、地域に密着し地域とともに生きる銀行としてお客様第一のサービスに努めています。

平成28年10月、足利ホールディングスと茨城県の常陽銀行は経営統合して「めぶきフィナンシャルグループ」を設立。統合による広域ネットワークの形成で、経営の効率化や営業力の強化が期待でき、お客様へより質の高い金融サービスが提供できます。足利銀行では、発足を記念して地域産品応援プロジェクトを実施するなど、様々なキャンペーンを展開しています。